AIコンペティション「ブルーカーボン・ダイナミクスを可視化せよ!」の表彰式・成果報告会を開催しました We held award ceremony for the AI competition "Visualize Blue Carbon Dynamics!"

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ステアラボとOcean180プロジェクトが主催で、AIコンペティション「ブルーカーボン・ダイナミクスを可視化せよ! 〜沖縄県沿岸の水深・水温等の環境条件のデータから、海草藻場の被度を予測しよう!〜」を開催しました。本コンペでは、沖縄県全域を対象として、ブルーカーボンの重要な指標となる海草藻場の被度を、環境変数や衛星画像から計算された指標をもとに推定する機械学習モデルを開発し、その推定精度を競っていただきました。

約100日間の開催期間の中で、合計1177人の方に参加して頂きました。コンペ運営を行っていただいたSIGNATE様によりますと、SIGNATEコンペの中でTOP10に入る参加者の多さだったそうです。多くの方に参加していただきまして、ありがとうございました。

コンペの結果、以下の3名の方を入賞者として決定いたしました。

  • 1位: 小川 和広 様 (株式会社NRIデジタル)
  • 2位: 近藤 康彦 様 (富士通株式会社)
  • 3位: 花岡 徹 様

本コンペのサマリは以下のスライドで紹介しています。

コンペの成果を共有するために、2023年度人工知能学会全国大会 (JSAI2023)の企画セッションとして、本コンペの表彰式及び成果報告会を開催しました。
表彰式では、協賛の株式会社シンク・ネイチャー様から賞金の贈呈、共催の人工知能学会様から副賞の贈呈を行いました。
その後、入賞者3名の方に自身の解法の解説を行って頂きました。以下に講演スライドを掲載しましたので、ぜひご覧ください。

1位解法

2位解法

3位解法

データを可視化して得られた知識をモデリングに活かしたり、問題の出題者の意図を汲み取って特徴量の前処理を行ったり等、入賞者の皆様が三者三様の方法で問題に取り組まれており、「こういうアプローチもあるのか」と驚かされました。このコンペを通じて得た知見は、Ocean180プロジェクトの研究に活かしていきたいと思います。

改めて、コンペにご参加の皆様、コンペ運営に関わっていただいた皆様、ありがとうございました!

追記: 成果発表会の動画を公開しました

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