新しいスマートフォンアプリ「高島平みどりのコレクション」(略称:みどコレ)をこのたびリリースしました。本アプリは、板橋区が進める「高島平緑地(高島平九丁目地区)再整備計画策定」における社会実験の一環として高島平緑地で活用されるもので、利用者が緑地内の植物を見つけて撮影し、自分だけのコレクションとして楽しむことができるアプリです。
ステアラボは上記再整備計画に参画する株式会社大凧と共同研究契約を締結し、これまで取り組んできた植物認識技術の研究や、ハナノナ、 神代バラコレ 、旧古河バラコレ、牧野100コレなどのアプリ開発で培った知見を活かして共同開発を行いました。
【 開発の背景 】
ステアラボは 2017 年、花の写真から種類を判定する Web サービス ハナノナ を公開しました。2020 年にはスマートフォン版をリリースし、Apple App Store 無料アプリランキングで一時 2 位を記録するなど大きな反響をいただきました。現在も春や秋の花のシーズンを中心に利用が広がり、2026 年初頭には累計ダウンロード数 180 万件を突破しています。ハナノナ は、AI による植物判定技術を基盤としながら、市民が日常生活の中で自然に親しむためのアプリとして発展してきました。利用者からは「散歩が楽しくなった」「外に出かける機会が増えた」「子どもと一緒に花を探すようになった」といった声も多く寄せられており、植物を通じて身近な自然への関心を高める役割を果たしています。
また、東京都公園協会との連携により、2022 年に神代植物公園を舞台とした 神代バラコレ 、2023 年に旧古河庭園を舞台とした 旧古河バラコレ を開発しました。さらに、高知県立牧野植物園および株式会社北隆館との共同プロジェクトとして、牧野富太郎博士ゆかりの花コレクション 牧野100コレ を 2023 年に公開しました。これらのコレクション型アプリはいずれも累計 6,000 ダウンロードを超え、多くの利用者に楽しまれています。
さらに、神代バラコレ および 旧古河バラコレ を通じて利用者から提供された多数のバラ画像を活用し、330 品種のバラを判定できるスマートフォンアプリ バラノナ を 2023 年にリリースしました。バラノナは累計12,000 ダウンロードを達成しています。今回の みどコレ は、ハナノナをはじめとする植物アプリの開発や運用を通じて培ってきた知見と、人々が自然を楽しみながら学ぶコレクション型アプリ開発の経験をもとに生まれた新しい取り組みです。
【 みどコレ の概要 】

みどコレ は、高島平緑地に生育する植物を見つけて撮影し、自分だけのコレクションとして記録できるスマートフォンアプリです。利用者は緑地内を散策しながら植物を探し、写真を撮影することでコレクションを蓄積できます。また、撮影した植物の記録を通じて、自分だけの図鑑を作ることができます。アプリには緑地内のマップ機能が搭載されており、散策や回遊を促進するとともに、未登録植物の投稿機能など利用者参加型の仕組みも備えています。本アプリは、植物の知識を提供するだけでなく、「発見する楽しさ」や「人と共有する楽しさ」を通じて、地域の緑地への関心や愛着を高めることを目指しています。
【 今後の展望 】
ステアラボでは、植物認識技術の研究開発を進めるとともに、その成果を人々が身近な自然に親しむための仕組みとして社会に還元してきました。今回の みどコレ は、公園や植物園にとどまらず、地域の日常的な緑地を舞台として展開される新たな取り組みです。今後は、本アプリの利用状況や利用者から寄せられる観察記録を分析しながら、自然観察をより楽しくする仕組みの研究開発を進めるとともに、人々と地域の自然との新しい関わり方の創出に取り組んでまいります。
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